第60回(平成29年度第7回)廃炉安全監視協議会
印刷用ページを表示する 掲載日:2018年3月12日更新
平成30年2月8日(木曜日)、第60回目(平成29年度7回目)となる福島県原子力発電所の廃炉に関する安全監視協議会(略称:廃炉安全監視協議会)を行いました。
開催結果
議事概要
1号機原子炉建屋北側ガレキ撤去工事の進捗、2号機原子炉建屋屋根保護層撤去工事の進捗、3号機燃料取り出しカバー設置状況の説明を東京電力ホールディングス株式会社から受けるとともに、当該工事の安全対策や放射性物質飛散防止対策等について質疑応答を行った。また、2月7日~8日に発生したトラブル3件(汚染水処理装置の停止、雨水処理設備からの漏えい、福島第二原子力発電所での火災)の報告を受け、福島県危機管理部長より緊張感を持って作業に当たるよう、口頭で申し入れを行った。
主な説明内容
(1号機原子炉建屋北側ガレキ撤去工事)
- 1月22日のガレキ撤去作業開始の前後で建屋屋上外周の放射性物質濃度に有意な変動は確認されていない。今後も引き続き飛散防止剤の定期的な散布など放射性物質の飛散防止対策を講じながら作業を進めていく。
(2号機原子炉建屋屋根保護層撤去工事)
- 屋上の除染を目的に、ルーフブロック等の屋根保護層の撤去作業を昨年11月から本年6月までの予定で行っている。
- 被ばく低減のため遠隔操作の重機を用いるとともに、ダストモニタによる連続監視、放射性物質の飛散防止対策を講じながら作業を行っている。
(3号機燃料取り出しカバー設置状況)
- ドーム屋根7枚目を2月5日に設置完了。8枚目(最後の1枚)を2月中に設置予定。
- 使用済燃料の取り出しを2018年度中頃に開始予定。それまでの間、使用済燃料プール内の小ガレキ撤去や模擬燃料を使った機器操作訓練を行う。
- 3号機における燃料取り出し作業の概要に関して、4号機(平成25年11月~平成26年12月実施)と比較しながら説明。
議事録
会議資料
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