ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
ホーム > 福島県原子力発電所の廃炉に関する安全監視協議会 > 第64回(平成30年度第3回)廃炉安全監視協議会

第64回(平成30年度第3回)廃炉安全監視協議会

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年1月15日更新

平成30年9月4日(火曜日)、第64回目(平成30年度3回目)となる福島県原子力発電所の廃炉に関する安全監視協議会(略称:廃炉安全監視協議会)を行いました。

廃炉安全監視協議会の様子1廃炉安全監視協議会の様子2

開催結果

概要

東京電力から、1号機Xブレース解体、2号機オペフロの残置物片付け、3号機の使用済燃料取り出しに係る進捗状況、 1/2号機排気筒の解体計画、3号機燃料取扱設備の不具合について説明を受け、現場で1号機Xブレース切断の確認、 1/2号機排気筒を確認した。また免震重要棟では、2号機遠隔操作室において、オペフロの残置物片付けの様子、3号機遠隔操作室において使用済燃料取り出 しの遠隔操作室の状況を確認した。 3号機燃料取扱設備の不具合の報告では、屋外に敷設されたケーブルの接続部内部に断線と異物が確認されたことなどが報告された。

主な説明内容

(燃料取り出しに係る状況確認)

  • 1号機原子炉建屋ガレキ撤去工事では使用済燃料プールへアクセスするための作業の支障となるため、建屋の構造材であるXブレースという鉄骨を取り除く作業を遠隔操作ロボットで行う。
  • 2号機原子炉建屋西側外壁に設置した開口から、遠隔操作可能なロボットを入れて空間線量や床や壁をスミア(拭き取り)した試料の分析などを行った。
  • 3号機使用済燃料取り出しについて、使用済燃料プール内にある小がれきの撤去を行い、燃料を取り出す。その工程について説明。

(今後実施される作業、至近に発生したトラブル等について)

  • 1/2号機排気筒解体工事は、耐震裕度確保のため行い、120mの高さがある排気筒を半分の長さまで解体する。筒身部分と鉄塔部分を上から切り取りながら短くしていく。 工事は遠隔操作にて行い、実物大のモックアップ試験が行われている。
  • 3号機燃料取扱設備(FHM(*1)・クレーン)の使用前検査中に燃料取扱機に警報が発生し、使用不能となり使用前検査を中断した。原因を調査したところ、ケーブルの接続部分内部に断線と異物が見つかった。
  • 3号機オペフロのクレーンを用いて資機材を片付けている際、エラーが発生しクレーンが停止した。この原因を調査する中で、定格荷重を超過した荷重を吊っていたことが分かり、労働基準監督署にこの件を報告した。

(*1)FHM:Fuel Handling Machine;燃料取扱装置(燃料交換機)

議事録

会議資料

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

このページに関連する情報

ご意見お聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?
このページは見つけやすかったですか?

※1 いただいたご意見は、より分かりやすく役に立つホームページとするために参考にさせていただきますので、ご協力をお願いします。
※2 ブラウザでCookie(クッキー)が使用できる設定になっていない、または、ブラウザがCookie(クッキー)に対応していない場合はご利用頂けません。