ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
ホーム > 福島県原子力発電所の廃炉に関する安全監視協議会 > 第69回(令和元年度第2回)廃炉安全監視協議会

第69回(令和元年度第2回)廃炉安全監視協議会

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年3月2日更新

第69回(令和元年度第2回)廃炉安全監視協議会

令和元年6月14日(金曜日)、第69回目(令和元度2回目)となる福島県原子力発電所の廃炉に関する安全監視協議会(略称:廃炉安全監視協議会)を行いました。

  • 日時 令和元年6月14日(金曜日) 15:00~16:45
  • 場所 福島県庁北庁舎2階「プレスルーム」
  • 議題
    「東京電力における品質管理について」
    (1) 1/2号機排気筒解体用クレーンの高さ調整作業について
    (2) 2号機 RPV窒素封入流量監視における運転上の制限の逸脱について
    (3) 福島第一廃炉推進カンパニー 品質管理および調達管理の取り組みについて

廃炉安全監視協議会の様子① 廃炉安全監視協議会の様子②

開催結果

概要

東京電力の品質管理に関連して、1/2号排気筒解体工事の吊り上げ高さが不足していた件や、2号機RPV窒素封入量を示す計器の測定下限値が仕様よりも低く、必要な窒素封入量を確認出来なかった事象について報告を受け、これらの対策として、東京電力福島第一廃炉推進カンパニーの品質管理や調達管理の改善策を確認した。

主な説明内容

(1/2号排気筒解体用クレーンの高さ調整作業について)
クレーンの吊り上げ高さが不足した原因として、計画当初からクレーン計画図と実機の差異を確認しなかったことや、クレーンそのものに対する知識不足があった。クレーン吊り上げ高さを確保するため、クレーンを排気筒に近づけることとし、そのために必要な路盤整備を行う。

(2号機RPV窒素封入流量監視における運転上の制限の逸脱について)
2号機RPVには水素爆発を予防するため、継続的に窒素を封入しており、「必要な窒素封入量」として5Nm3/hを定めている。この窒素封入量を監視するための計器の測定下限が計器仕様表(IDS)と異なり、10Nm3/hであった。この測定下限である10Nm3/hを下回った期間に、必要な窒素封入量を確認できず、「運転上の制限の逸脱」があったと判断した。当該の計器は、測定下限が低いものに交換し、同様の事例がないか調査する。

(福島第一廃炉推進カンパニー品質管理および調達管理の取り組みについて)
3号機FHM(燃料取扱機)・クレーンや1/2号機排気筒等で問題となった品質管理、調達管理について、改善、強化の仕組みを構築し、新たに品質全般を管理・指揮・助言する者としてバイスプレジデントを配置した。

会議資料

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

このページに関連する情報

ご意見お聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?
このページは見つけやすかったですか?

※1 いただいたご意見は、より分かりやすく役に立つホームページとするために参考にさせていただきますので、ご協力をお願いします。
※2 ブラウザでCookie(クッキー)が使用できる設定になっていない、または、ブラウザがCookie(クッキー)に対応していない場合はご利用頂けません。