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第82回(令和3年度第7回)廃炉安全監視協議会

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年12月28日更新

第82回(令和3年度第7回)廃炉安全監視協議会

 令和3年12月27日(月曜日)、第82回目となる廃炉安全監視協議会を実施しました。

  廃炉安全監視協議会の様子 廃炉安全監視協議会の様子2

  • 日時 令和3年12月27日(月曜日) 13時30分 ~ 15時40分
  • 場所 杉妻会館 4階 「牡丹」
  • 議題
    ・福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画の変更認可申請に係る事前了解について(多核種除去設備処理水希釈放出設備について)
    ・1号機 原子炉格納容器内部調査について
  • 出席者
    ・専門委員
    ・関係市町村 担当課長等
    ・福島県 危機管理部長、原子力対策監、原子力安全対策課長等
    ・東京電力 小野CDO等

開催結果の概要

1 福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画の変更認可申請に係る事前了解について(多核種除去設備処理水希釈放出設備について)

多核種除去設備(以下、ALPSという。)処理水希釈放水設備について、東京電力より説明を受けました。
(東京電力説明)

  • ALPS処理水希釈放出設備は、「測定・確認用設備」、「移送設備」及び「希釈設備」に分けられ、関連設備として「放水設備」がある。
  • 測定・確認用設備は、30基のタンクからなり、10基ごとに3つのタンク群として運用し、受入工程、測定・確認工程(攪拌して10基のタンクの水を均一にする工程を含む)、放出工程を繰り返す。
  • 移送設備は、測定・確認用設備から実際に海水で希釈する「海水配管ヘッダ」まで移送するための設備であり、希釈する前に放射線検出器を備え、異常発生時に移送停止できるよう緊急遮断弁を設ける。
  • 希釈設備はALPS処理水を海水で希釈し、放水設備へ排水するするための設備であり、海水移送ポンプ3台を使って、ALPS処理水を海水配管ヘッダにて、100倍以上希釈する。その後放水立坑(上流水槽)へ移送する。
  • 放水設備は放水立坑(下流水槽)と放水トンネル、放水口からなり、海面との水圧差により希釈したALPS処理水を沖合1kmまで移送し、排水する。

2 1号機 原子炉格納容器内部調査について

(東京電力説明)
1月に最初のROV(遠隔水中調査装置)を格納容器の内部に入れて水中を調査する予定であり、6種類のROVを使って、燃料デブリの形状詳細把握、サンプリング、格納容器内部の目視の確認を行っていく。

議長まとめ

  • ALPS処理水希釈放出設備全体の概要について確認したところだが、今後、専門委員の皆様方からいただいた意見を集約し、論点を整理した上で、海洋放出設備に係る設備の安全性や妥当性、管理方法、処理水の分析体制や周辺環境への影響等について、技術検討会等において詳細に確認していきたい。
  • 原子力規制庁においては、今回の実施計画の変更認可について、慎重な御審議をお願いします。
  • 1号機の原子炉格納容器の内部調査について、炉内調査は燃料デブリを取り出すための重要なステップであり、6種類の遠隔水中ロボットを使用しての調査になるとのことだが、炉内はリスクが大きいことから、万全の準備をして調査に当たっていただきたい。

会議資料

議事録

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