会津地方05(会津坂下町):大俵引き(ハマナカアイヅ)
会津坂下町大俵引き
1月14日、高さ2・5メートル、長さ4メートル、 重さ5tもある大俵を引きあうために、100人以上の参加者が福島県会津坂下町に集まった。
参加者に怪我がないように祈り、お祓いが無事終わり、参加者が東組と西組にわかれ、それぞれ赤と白の下帯一本の姿で会場に駆け付けた。
西が勝つと豊作に恵まれ、東が勝つとお米の値段が上がると言われている。
11年間司会をつとめてきた方によると今年は一番いい天気に恵まれているとのことだが、それにしても寒い。参加者の中にはあまりの寒さに震えている人は少なくない。それでも勇敢にロープの横に並び、お互いにはげみ合い、気合を入れる。
大俵引きは3番勝負だ。最初の勝負は東組の圧勝に終わった。
大俵をもとの位置に戻してからすぐ2回目の勝負がはじまった、今回は西組の勝利。いい勝負だ。
最後の決勝戦は東組の勝利に終わり、会場の皆さんの歓声で盛り上がった。今年は米の値段が上がるようだ。
その後一般参加の勝負が行われ、私に引き合う機会があり、残念ながら負けてしまった。来年はリベンジを兼ねて、実際の祭りに参加したい。
大俵引きが終わり、役場前で餅つき、鏡割り、福豆俵まきなどさまざまな催しが行われた。
甘酒や餅が振る舞われた後、福豆俵まきが始まった。毎年一年にちなんで365個がまかれる。福豆俵を拾うと一年間幸せに過ごせると言われている。同時に賞品引換券の入ったミカンがまかれました。なぜみかんをまくかは定かではないが、かなりの勢いでまくから、みかんより固いものをまけば誰かが怪我をする可能性があると思う。
結果は福豆俵が中国の交流員の顔にぶつかり、私が地面から拾ったという見事なコンビプレイでゲットした! 半年ずつ幸せに過ごしたいと思う。
(投稿者:ウィリアム)