福島県復興祈念公園の概要
福島県復興祈念公園
福島県復興祈念公園は、東日本大震災による犠牲者への追悼と鎮魂をはじめ、震災の記憶と教訓を後世へ伝承するとともに、国内外に向けた復興に対する強い意志を発信することを目的とし、国と福島県が連携し整備するものです。
基本理念「生命(いのち)をいたみ、事実をつたえ、縁(よすが)をつなぎ、息吹よみがえる」
生命(いのち)をいたむ
福島県、さらには被災地全体の追悼と鎮魂の中核的な場所として、国内外のあらゆる人々が集い、東日本大震災により犠牲となったすべての生命(いのち)への深い追悼と鎮魂の場を整備します。また犠牲となった動物に思いを致す慰霊碑を整備します。
事実をつたえる
原子力災害の教訓・知見の継承、世界への情報発信等を行うための東日本大震災・原子力災害伝承館等と連携し、震災による被害の原因となった震源方向や福島第一原子力発電所等を望み、公園で東日本大震災の被害や津波の高さを実感する場を整備します。公園では、福島県内の自治体が予定する震災遺構を活用した伝承活動と連携し、特に、次世代に切れ目なく震災の記憶と教訓を引き継ぎます。
縁(よすが)をつなぐ
震災以前からの地域の歴史・文化を継承するとともに心を癒す花の風景づくり等市民活動の拠点を形成し、ふるさとの記憶を想起させ、現在避難されている人々を含め人々が支え合い助け合うための心の拠り所となる場を整備します。
息吹よみがえる
福島県における生業の再生の軌(き)を一(いつ)にして、人々がこの地域に戻り、あるいはこの地域を訪れ、地域が再生していくプロセスに関わり、国内外に向けた復興に対する強い意志と支援への感謝と併せ発信する場を整備します。
震災直後の状況
出典:防災ヘリ「みちのく号」平成23年3月11日