第96回(令和6年度第3回)廃炉安全監視協議会
印刷用ページを表示する 掲載日:2024年10月28日更新
第96回(令和6年度第3回)廃炉安全監視協議会
- 日時 令和6年10月24日(木曜日) 13時30分 ~ 15時45分
- 場所 福島県庁北庁舎2階「災害対策本部会議室」
- 議題 2号機燃料デブリ試験的取り出しについて
(1) 2号機燃料デブリ試験的取り出し作業中断に係る原因と対策
(2) 2号機燃料デブリ試験的取り出し作業の状況
(3) 燃料デブリの分析について - 出席者
- 専門委員
- 原子力発電所周辺13市町村
- 原子力規制庁
- 資源エネルギー庁
- 東京電力
- 福島県(危機管理部長他)
開催結果の概要
- 2号機燃料デブリ試験的取り出し作業開始時に判明した押し込みパイプ(テレスコ装置を原子炉格納容器内に押し込むパイプ)の接続順番誤りの原因と対策について説明を受けました。
- また、作業再開後の令和6年9月17日に発生した、テレスコ式装置の先端に取り付けられたカメラの映像が映らなくなったトラブルの原因と復旧作業の状況について説明を受けました。
- さらに、燃料デブリを取り出した後に実施する、燃料デブリの物理的・化学的な分析について、分析項目や分析方法、分析結果から得られる情報と今後の燃料デブリの段階的な取り出し規模拡大に向けた活用方法等について説明を受けました。
福島県危機管理部長まとめ
- 押し込みパイプの接続順が異なったトラブルは、東京電力による現場作業の確認不足が主な原因であることから、東京電力においては、協力企業任せにすることなく、廃炉の実施者は東京電力であるとの意識を常に持ち、安全管理体制を徹底的に構築するよう、改めて強く求める。
- 国においては、安全かつ着実な廃炉の実現に向けて、世界の英知を結集し、国が前面に立って、総力を挙げて廃炉に取り組むようお願いする。
- 福島第一原発の廃炉は、前例のない取組であり、長期的かつ困難な課題である燃料デブリの取り出しなど、多くの課題を抱えているため、 国及び東京電力においては、県民に不安を与えることがないよう、万全の安全対策を講じた上で、確実に作業を進めるとともに、作業の進捗状況や今後の取組等について、迅速かつ県民目線に立った分かりやすい情報発信を行うようお願いする。
会議資料
- 次第・配布資料 [PDFファイル/67KB]
- 出席者名簿 [PDFファイル/372KB]
- 座席表 [PDFファイル/83KB]
- 【資料1】2号機燃料デブリ試験的取り出し作業中断に係る原因と対策 [PDFファイル/2.16MB]
- 【資料2】2号機PCV内部調査・試験的取り出し作業の状況 [PDFファイル/3.82MB]
- 【資料3】燃料デブリの分析について [PDFファイル/589KB]
議事録
完成次第、掲載します。
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