実施団体概要
団体名:特定非営利活動法人福島ダイアログ
info@fukushima.dialogue.jp
事業概要
対話の継続・福島ダイアログ事業「記録プロジェクト」
こんなことをやりました
本年は、コロナウィルスの感染拡大で大人数が集まるダイアログが開けませんでしたが、小さなワークショップを一度開催し、記録事業について話し合う機会としました。また、過去のダイアログの記録から、2012〜2015年を重点的に文字起こし、過去の参加者に現在の状況をインタビューし、「読み物」としてまとめウェブサイトに公開しました。https://fukushima-dialogue.jp/kiroku-project 同じ内容の冊子を500部作成し、サイトに申し込みフォームを設置し、配布しました。同じ内容を英訳して、ウェブサイトに掲載ました。https://fukushima-dialogue.jp/en/kiroku-project
ねらいはここです
2011年11月から福島県内で継続してきて開かれてきたダイアログの記録は、福島の事故後の一断面を継時的な記録となっています。それを記録として読みやすくまとめることで、福島の事故後のプロセスを広く共有できることを狙いとしました。また英語で発信することによって、海外へも福島の状況を知ってもらうことも目的としました。
こんないいことがありました
事故の時に中学生で、事故は経験しているものの、その後、社会でどのような動きがあったのかがよくわからないまま現状に至っている若い世代が、これを読んで初めて事故後のことがわかった、と感想をくれました。 また、記録作業を進める過程で過去の関係者とのつながりが再びでき、他の参加者同士でも再び交流ができたと連絡をもらいました。
少しは失敗したけれど
記録を整理するのが初めてだったため、どのように内容を整理するか、仕事を分担するか、スケジュール感が掴めず、進捗がバタバタになってしまいました。県の補助事業受託も初めてだったため、事務処理の加減がわからなく、手間取りました。
これからこんなことをしようと思います
コロナウィルスの感染状況を見計らいながら、対面でのダイアログをまた行いたいと思っています。また、今回の記録事業を通じて、これまでの出来事を整理してわかりやすい形で提示した記録のニーズは高いと感じたので、2016年以降の未整理の記録もまとめたいと思います。
ワークショップの状況。画面をzoomで共有しながらオンライン・リアル併用で開催しました。
220ページ白黒の冊子を作成しました。