取組名:ESDパートナー締結
ESD(持続可能な開発のための教育)の推進やSDGsの達成に向けて、町教育委員会、町立小中学校、只見高等学校の代表で構成したESD推進委員会と町内企業や団体(9団体)とでパートナー締結をしました。
企業・団体には、SDGsの視点を取り入れて、小学校の農業体験や県立只見高等学校の職場体験などを実施していただいたり、中学校で作製した新聞レジ袋や米袋を再利用した焼酎袋、ブナの木SDGsバッジなどを活用していただいたりしています。また、教育委員会でSDGs講座を実施し、企業研修として職員に参加していただいたりしています。
取組のアピールポイント
只見町のESD(持続可能な開発のための教育)に協力してもらうことで、各校のESDの充実が図られるとともに、SDGsの取組により企業価値が高まり子どもたちが将来働く場所の選択肢となることが期待されるなど、教育と経済においてWinWinの関係が図られます。総合計画で掲げるふくしまの将来の姿には、”「ひと」「暮らし」「しごと」が調和しながらシンカ(深化、進化、新化)する豊かな社会”の記載がありますが、私たちの取組は、そのような社会の実現に向けた1つの実践になると考えます。
取組を始めたきっかけ
只見町の小中学校は、H26~28年度において、順次ユネスコスクールに認定され、ESDに取り組んでいます。SDGsが周知される前から、持続可能な世界を創る人材を育てることを目指して学習活動を行ってきました。実際に、学校の取組に感化され、SDGs達成に向けての取組を始めた企業もあります。学校発のSDGs達成への意識を広げ、取組を加速させることができるよう、また、学校のESDをさらに推進できるよう、パートナーを締結しました。
取組を進める上での課題
様々な業種や形態の企業があるため、どのような基準でパートナーを募集するか悩みました。できるだけ多くの企業に関わっていただけるよう、商工会や建設業協会など、団体としてパートナーを締結したものもあります。
パートナーを締結し、今後どのような連携を図っていくかが課題です。ESD推進委員会などで意見をいただきながら、連携推進を図っていきたいと思います。
今後の展望
まずは、子どもたちがESDの実践を発表する地域成果発表会(2月開催)において、パートナー企業のSDGsの取組について発表していただくことで、子どもたちにSDGsの達成に取り組むかっこいい大人の姿を見てもらおうと考えています。そのような機会を今後も増やしていきたいです。また、学校側の取組を企業側から発信したり、企業側の取組を教育委員会から発信したりすることで、SDGs達成へのさらなる意識の向上を図っていきたいと思います。
会員情報
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