福島県森林環境税を活用し、「県民一人一人が参画する新たな森林(もり)づくり」に取り組んでいます。
福島県の森林は、全国に誇る湖沼など良好な水環境の保全、安全で快適な生活環境の保全、豊かな自然環境の保全、木材の生産など多面的な機能を持ち、私たちの生活に様々な恵みをもたらしています。そして、これまで森林と人との関わりの中で森林を守り育てながらこれを有効に利用するための知恵や技術、生活様式といった森林文化が育まれてきました。
しかし、森林の維持管理を担ってきた林業生産活動の停滞や農山村の過疎化、生活様式の変化などから人々の心が森林から遠ざかっており、必要な手入れや利用が行われないまま放置される森林が見られるなど、森林の持つ公益的機能の発揮を将来にわたって確保することが困難になるおそれが生じています。
一方、生活の向上や価値観の多様化、特に、地球温暖化問題や自然との共生指向などから森林の持つ公益的機能の発揮が一層期待されるようになっています。
今に生きる私達は、このような森林を未来も豊かであるよう守り育て未来の世代に引き継ぐ責務があります。そのためには、私たち一人一人が森林がもたらす様々な恵みにより日常生活が支えられていることを理解し、森林(もり)づくりの重要性と果たすべき役割について考え、行動し、森林の保全に参画する必要があります。
そこで、福島県は、平成17年11月20日に「森林文化のくに・ふくしま県民憲章」を制定するとともに、平成18年度から森林環境税を活用し、森林所有者や林業の枠組を超えた「県民一人一人が参画する新たな森林(もり)づくり」に取り組んでいます。
市町村が行う |
県民参画の推進 |
森林環境の適正な保全 |
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ふくしまの森林文化の継承 |
森林環境基金の運営 |
福島県森林環境税については次のパンフレットもご覧ください。
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