- 平成23年3月11日時点の県内居住者等2,055,238人を対象として、原発事故後の4ヶ月間の行動記録から外部被ばく線量を推計
- 調査に回答いただいた方から放射線業務従事経験者及び推計期間が4ヶ月未満の方を除いた、467,484人(令和6年3月末現在)の結果では、99.8%の方が5mSv(ミリシーベルト)未満、最大値は25mSvでした。※総回答者数:569,691人(回答率27.7%)
- 本調査で得られた線量推計結果(事故後4か月間の外部被ばく実効線量:99.8%が5mSv 未満等)は、これまで得られている科学的知見に照らして、統計的有意差をもって確認できるほどの健康影響が認められるレベルではないと評価されています。
-
調査結果の詳細は、下記リンクよりご覧ください。
第52回「県民健康調査」検討委員会(令和6年8月2日)資料1
- 震災時に概ね18歳以下だった福島県民を対象に甲状腺超音波検査を実施
- 甲状腺検査評価部会において、甲状腺検査先行検査から本格検査(検査4回目)までの結果に対する見解がまとめられ、「甲状腺がんと放射線被ばくの間の関連は認められない」と評価されました。
- 一方で、今後の検査については、低線量被ばくによる影響が遅れて現れる可能性も考慮し、特に、甲状腺等価線量が相対的に高く、かつ放射線に感受性の高い、原発事故当時乳幼児であった世代の状況を見守る必要があるとの見解も示されました。
- 評価の詳細は、下記リンクよりご覧ください。
甲状腺検査先行検査から本格検査(検査4回目)までの結果に対する部会まとめ 県民健康調査検討委員会「甲状腺検査評価部会」(令和5年7月)
1 先行検査(平成30年3月31日現在)【実施年度:平成23年度~25年度】
一次検査
対象者数 |
367,637人 |
受診者数 |
300,472人(受診率 81.7%) |
結果判定数 |
300,472人(判定率 100.0%) |
A判定(A1) |
154,605人(51.5%) |
A判定(A2) |
143,573人(47.8%) |
B判定 |
2,293人( 0.8%) |
C判定 |
1人( 0.0%) |
二次検査
対象者数 |
2,293人 |
受診者数 |
2,130人(受診率 92.9%) |
結果確定数 |
2,091人(確定率 98.2%)
うち、悪性ないし悪性疑い 116人 |
2 本格検査(検査2回目)(令和3年3月31日現在)【実施年度:平成26年度~27年度】
一次検査
対象者数 |
381,237人 |
受診者数 |
270,552人(受診率 71.0%) |
結果判定数 |
270,552人(判定率 100.0%) |
A判定(A1) |
108,726人(40.2%) |
A判定(A2) |
159,596人(59.0%) |
B判定 |
2,230人( 0.8%) |
C判定 |
0人( 0.0%) |
二次検査
対象者数 |
2,230人 |
受診者数 |
1,877人(受診率 84.2%) |
結果確定数 |
1,834人(確定率 97.7%)
うち、悪性ないし悪性疑い 71人 |
3 本格検査(検査3回目)(令和3年3月31日現在)【実施年度:平成28年度~29年度】
一次検査
対象者数 |
336,667人(25歳時の節目の検査対象者である平成4年度~平成5年度生まれを除く) |
受診者数 |
217,922人(受診率 64.7%) |
結果確定数 |
217,922人(判定率 100.0%) |
二次検査
対象者数 |
1,502人 |
受診者数 |
1,104人(受診率 73.5%) |
結果確定数 |
1,068人(確定率 96.7%)
うち、悪性ないし悪性疑い 31人 |
4 本格検査(検査4回目)(令和4年6月30日現在)【実施年度:平成30年度~令和元年度】
一次検査
対象者数 |
294,228人(25歳時の節目の検査対象者である平成4年度~平成7年度生まれを除く) |
受診者数 |
183,410人(受診率 62.3%) |
結果判定数 |
183,410人(判定率 100.0%) |
A判定(A1) |
61,712人(33.6%) |
A判定(A2) |
120,304人(65.6%) |
B判定 |
1,394人( 0.8%) |
C判定 |
0人( 0.0%) |
二次検査
対象者数 |
1,394人 |
受診者数 |
1,036人(受診率 74.3%) |
結果確定数 |
1,016人(確定率 98.1%)
うち、悪性ないし悪性疑い 39人 |
5 本格検査(検査5回目)(令和5年12月31日現在)【実施年度:令和2年度~4年度】
一次検査
対象者数 |
252,938人(節目の検査対象者である平成4年度~平成9年度生まれを除く) |
受診者数 |
113,950人(受診率 45.1%) |
結果判定数 |
113,946人(判定率 100.0%) |
A判定(A1) |
32,843人(28.8%) |
A判定(A2) |
79,757人(70.0%) |
B判定 |
1,346人( 1.2%) |
C判定 |
0人( 0.0%) |
二次検査
対象者数 |
1,346人 |
受診者数 |
1,092人(受診率 81.1%) |
結果確定数 |
1,058人(確定率 96.9%)
うち、悪性ないし悪性疑い 45人 |
6 本格検査(検査6回目)(令和5年12月31日現在)【実施年度:令和5年度~6年度】
一次検査
対象者数 |
211,885人(節目の検査対象者である平成4年度~平成11年度生まれを除く) |
受診者数 |
34,435人(受診率 16.3%) |
結果判定数 |
27,923人(判定率 81.1%) |
A判定(A1) |
7,601人(27.2%) |
A判定(A2) |
19,940人(71.4%) |
B判定 |
382人( 1.4%) |
C判定 |
0人( 0.0%) |
7 25歳時の節目の検査(令和5年9月30日現在)【実施年度:平成29年度~】
一次検査
対象者数 |
129,006人(平成4年度~平成9年度生まれ) |
受診者数 |
11,867人(受診率 9.2%) |
結果判定数 |
11,858人(判定率 99.9%) |
A判定(A1) |
5,039人(42.5%) |
A判定(A2) |
6,172人(52.0%) |
B判定 |
647人(5.5%) |
C判定 |
0人( 0.0%) |
二次検査
対象者数 |
647人 |
受診者数 |
545人(受診率 84.2%) |
結果確定数 |
535人(確定率 98.2%)
うち、悪性ないし悪性疑い 23人 |
8 30歳時の節目の検査(令和5年9月30日現在)【実施年度:令和4年度~】
一次検査
対象者数 |
22,625人(平成4年度生まれ) |
受診者数 |
1,571人(受診率 6.9%) |
結果判定数 |
1,562人(判定率 99.4%) |
A判定(A1) |
696人(44.6%) |
A判定(A2) |
732人(46.9%) |
B判定 |
134人(8.6%) |
C判定 |
0人( 0.0%) |
二次検査
対象者数 |
134人 |
受診者数 |
107人(受診率 79.9%) |
結果確定数 |
96人(確定率 89.7%)
うち、悪性ないし悪性疑い 5人 |
※一次検査でB判定、C判定となった方には、二次検査の受診をご案内しています。
令和4年度実施結果
|
対象者数 |
受診者数 |
受診率 |
15歳以下 |
18,253人 |
1,704人 |
9.3% |
16歳以上 |
193,195人 |
34,269人 |
17.7% |
全体 |
211,448人 |
35,973人 |
17.0% |
令和3年度実施結果
対象者数 |
有効回答者数 |
回答率 |
196,569人 |
40,749人 |
20.7% |
- 妊産婦のこころとからだの健康状態を把握し、不安の軽減や必要なケアを提供することを目的に実施
- 調査は、妊娠届け出の約1年後に実施する「本調査」(令和2年度で終了)と、出産4年後及び8年後に実施する「フォローアップ調査」(令和4年度で終了)から構成
- 調査の結果、早産率、低出生体重児率、先天奇形率が、政府統計や一般に報告されているデータとほとんど差がありませんでした。
- その他、調査結果の詳細は、下記リンクからご覧いただけます。
県民健康調査「妊産婦に関する調査」について
- 大気や飲食物等から体内に取り込んだ放射線セシウムをホールボディカウンターにより測定し、概ね一生の間に受けると思われる線量を推計
- ホールボディカウンターによる内部被ばく検査の最新の調査状況については、下記リンクからご覧いただけます。
ホールボディカウンターによる内部被ばく検査の結果について
「県民健康調査」検討委員会
県民健康調査について、専門的な見地から助言等を得るために、有識者により構成される検討委員会を設置しています。
県民健康調査の最新状況については、下記リンクの各回の検討委員会資料にてご覧いただけます。
「県民健康調査」検討委員会
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