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更新日:2024年5月7日更新
福島県環境放射線モニタリング・メッシュ調査結果等に基づく空間線量率マップ
- 空間線量とは、空間における放射線の量(強さ)で、一般に大気、大地からのガンマ線、宇宙線などが含まれます。ある一定の空間で計測される単位時間当たりの線量を空間線量率といいます。
- 図(1)は、震災から約3ヶ月後のデータを示しています。図(2)は令和5年度のデータですが、中通り地方と浜通り地方では、放射性物質の自然減衰や除染の効果が確実に現れています。また、会津地方は原発事故前の空間線量率に回復してきています。
※国土地理院「基盤地図情報数値標高モデル」、国土交通省国土政策局「国土数値情報(行政区界、道路)」を使用し作成。
図(1) 震災から約1ヶ月後のデータ
平成23年4月12日~16日
図(2) 令和5年度のデータ
令和5年4月10日~5月9日
空間線量率について
- 震災直後の放射線量に比べると自然減衰や除染等により現在は大幅に減少し、世界の主要都市や国内の都市と同程度まで低減しています。
世界・全国の空間線量率と福島
空間線量率の推移・福島市
- 下のグラフは、福島市での空間線量率の推移を示したものです。震災直後は1.91μ㏜/hでしたが、自然減衰や除染等により年を追う毎に空間線量率は低減し、令和5年度には0.11μ㏜/hとなっています。(震災直後の約17分の1の値)
モニタリング等情報
各種モニタリング等情報
- 生活空間の環境放射線や農林水産物等、各種モニタリング検査結果等の情報を掲載していますので、下記リンクより御参照ください。
福島県環境放射線モニタリング広報誌「ふくモニ」
- 福島県の放射線のいまをお伝えするため、福島県環境放射線モニタリング広報誌「ふくモニ」を発行しておりますので、下記リンクより参照ください。
福島県環境放射線モニタリング広報誌「ふくモニ」(令和6年3月) [PDFファイル/8.36MB]
福島県環境創造センター(三春町)
- 原子力災害からの「環境回復と創造」に向けた取組を行う総合的な拠点です。環境放射能モニタリングや、調査研究、モニタリングデータや調査研究成果の情報収集・発信、交流棟「コミュタン福島」を活用した教育・研修・交流などを行っています。
環境放射線センター(南相馬市)
- 環境創造センターの一機関である環境放射線センターは、原子力発電所周辺のモニタリングや、空間放射線の常時監視を行うための施設です。
国内外の研究機関等との連携
- 福島県はIAEA(国際原子力機関)との間の協力プロジェクトや、日本原子力研究開発機構、国立環境研究所及び国立科学博物館等との連携による調査研究、環境学習等を行っています。