福島県に関する重要な出来事について、知事からのコメントを掲載しています。
大熊町・双葉町の思いを受け止め、国が施設の設置者として、その責任において判断されたものと考えている。
国においては、引き続き、地権者に対して、分かりやすい丁寧な説明と寄り添った対応を行うとともに、輸送の実施に当たっては、安全・安心の確保を最優先にしっかり取り組んでいただきたい。
警戒地域等からの避難者及び母子避難者等に対する高速道路無料措置が延長されたことは、県及び市町村のこれまでの要望に対応していただいたものであり、関係省庁の皆様に感謝を申し上げます。
今後とも、避難者の皆さんの帰還や生活再建に向けて、きめ細かな支援に取り組んでまいります。
本日、国土交通省から、猪苗代町と県が整備する道の駅「いなわしろ(仮称)」を、地方創生の核となる重点「道の駅」に選定したとの発表がありました。
これにより、道の駅「いなわしろ(仮称)」は、整備に当たり国土交通省を始め、関係機関から重点支援を受けられることとなり、優れた観光資源や特産品を活かした交流拠点として、また、高度な機能を備えた防災拠点として、地域の元気創造、安全・安心の核になるものと期待しております。
県としては、関係機関との連携を一層密にしながら、平成28年度中のオープンを目指し、しっかりと整備を進めてまいります。
本日発表された国の平成27年度予算案については、具体的な内容は確認中であるが、特に求めてきたイノベーション・コースト構想の推進、避難者支援の充実、風評対策、再エネ・医療など、概ね県の要望が盛り込まれ、一定の評価ができるものである。
特に、廃炉国際共同研究センター(仮称)の整備やロボット開発支援などについては、イノベーション・コースト構想の具体化に向けたものと評価。
これは、要所要所で本県の実情を国に訴えてきた成果であり、安倍総理、関係閣僚を始め、各省庁の皆さんが福島の声に耳を傾けていただいたものと受け止めている。
県としては、当初予算及び補正予算を有効に活用し、市町村等と連携しながら、直面する様々な課題にスピード感を持って取り組んでまいる。
また、平成27年度は国の集中復興期間が一つの節目を迎えるが、原子力災害を抱える本県は、乗り越えなければならない課題が山積していることから、平成28年度以降の復興財源確保に向けても、しっかりと取り組んでまいる。
本日発表された国の平成26年度補正予算案は、具体的な内容は確認中であるが、一定の評価ができるものである。
特に、再生可能エネルギーの系統接続保留問題については、関係省庁が、再三にわたる本県の訴えに真摯に耳を傾けていただいた結果であり、対策を講じていただいたことを高く評価する。
今後も、世界をリードする再生可能エネルギーの「先駆けの地」の実現を目指し、再生可能エネルギーの導入推進及び関連産業の集積に取り組んでまいりたい。
中間貯蔵施設等に係る交付金等については、自由度の確認は必要であるが、予算化されたこと自体は一歩前進と受け止めている。
引き続き、施設・輸送の安全性など国に申し入れている5つの確認事項が確保されるよう、広域自治体としてしっかりと対応していく。
地方創生関係交付金については、柔軟な執行を求めつつ、市町村等とも連携し、この交付金を積極的に活用して様々な地域活性化施策を進めてまいりたい。
なお、今後発表される平成27年度当初予算案への本県要望事項の反映状況を注視してまいりたい。
この度の衆議院議員総選挙で当選された方々に心から祝意を表します。
今回の選挙では、震災からの復興を始め、経済政策や人口減少問題など我が国が直面する重要課題をどう解決していくかが問われた選挙でありました。
当選された皆様には、選挙戦を通して届けられた国民・県民の声を真摯に受け止め、その声に応えるために国会の場で議論を尽くしていただき、本県の更なる復興、そして我が国の経済立て直しや地方創生に力を発揮されますことを御期待申し上げます。
県といたしましても、一日も早い復興・再生を成し遂げるため、全力を挙げてまいる考えであります。
本日の発表は、一日も早い開通という本県の要望をしっかりと受け止めていただいたものであり、予定を上回る速さで事業を進めてこられた国及び関係機関の皆さんの御尽力に深く感謝いたします。
常磐自動車道は、被災地の未来を拓く正に「希望の道」であり、今週末に浪江から仙台までがつながり、そして来年三月に全線開通が実現することは、復興に向けた力強い追い風となります。
県としても、避難地域の再生を始め、安全・安心で活力に満ちた「新生ふくしま」の創造に一層、力を尽くしてまいります。