福島県に関する重要な出来事について、知事からのコメントを掲載しています。
本日の発表は、一般国道49号における好間三和地区の防災機能強化を求めてきた本県の要望をしっかりと受け止めていただいたものであり、国土交通省を始め、関係の皆さんの御尽力に深く感謝を申し上げます。
災害に強く、安全で円滑な交通が確保されることにより、物流の安定化が図られ、地域経済の活性化につながるものと期待しております。
本日、民間組織「人口戦略会議」において、2020 年から2050 年までの30年間における「若年女性人口」の減少率推計に基づいて算出された、「消滅可能性自治体」のリストが公表されました。
リストには、本県の33 市町村も含まれており、正に今、本県が直面している若者の県外流出や出生数の低下という現状に対し、改めて警鐘を鳴らすものと受け止めております。
本県は、東日本大震災と原発事故以降、人口減少が急激に進んでおり、特に女性を中心として、多くの若者が進学や就職を機に県外へ流出する傾向にあることから、その対策が急務となっています。
福島県といたしましては、若い世代の皆さんが、将来に夢や希望を持ち、「福島で働きたい」「福島に住み続けたい」と思っていただけるよう、市町村や企業など関係の皆さんと連携し、自然減と社会減の両面から、人口減少対策に全力で取り組んでまいります。
このたび、パリ2024オリンピックにおけるバドミントン競技への出場権を獲得された、男子ダブルスの保木卓朗選手・小林優吾選手、混合ダブルスの渡辺勇大選手・東野有紗選手、そして女子シングルスの大堀彩選手、誠におめでとうございます。
富岡高校出身の皆さんが日々、努力を積み重ね、厳しい選考レースを勝ち抜き、見事、パリオリンピックへの出場権を獲得されたことは、私たち福島県民の誇りであります。
大会までの期間、しっかりとコンディションを整えていただき、オリンピックという最高の舞台で、不屈の「富岡魂」を胸に持てる力を存分に発揮し、活躍されることを心から願っております。
夏の高校野球県大会、3年連続19回目の優勝、誠におめでとうございます。
日々努力を積み重ね、夢を実現された姿は、復興に向けて歩みを続ける県民に大きな感動と勇気を届けてくれました。
憧れの甲子園では、福島県代表としての誇りと支えてくれた方々への感謝の思いを胸に、これまでの練習の成果を存分に発揮し、活躍されることを期待しています。
渡辺勇大選手、東野有紗選手、銅メダル獲得、誠におめでとうございます。
これまでの渡辺選手と東野選手の御努力と、お二人を支えてこられた関係の皆さんの御尽力に深く敬意を表します。
東京大会での銅メダル獲得後も、常に高い向上心を持って競技に励まれ、オリンピックという世界最高の舞台に再び立ち、2大会連続でメダルを獲得するという快挙を成し遂げられました。お二人の活躍は、正に本県の誇りであり、復興に向けて挑戦を続ける私たち福島県民に大きな感動と勇気を届けてくださいました。
渡辺選手と東野選手の今後ますますの御活躍を心から願っております。
岸田総理が次の自民党総裁選に出馬をされないとの会見を拝見し 、大変驚いております。
岸田総理におかれては 、令和3年10月の就任以来、これまで、本県に寄り添った様々な復興施策に御尽力を頂いてまいりました。心から敬意と感謝の意を表します 。
一方で、震災と原発事故からの復興はいまだ途上であり、さらには、急激に進む人口減少や度重なる自然災害への対応など、 多くの困難な課題が山積しております。
岸田総理には、こうした諸課題への対応を継続いただき 、新内閣が発足するまで、引き続き、職務に御尽力くださいますようお願いいたします 。
本日、「東日本大震災復興加速化のための第13次提言」が、自民党及び公明党の東日本大震災復興加速化本部から岸田文雄総理大臣に手交されました。
第2期復興・創生期間後の財源確保を始め、この提言に盛り込まれた一つ一つの事項は、福島の復興・再生にとって極めて重要なものであり、いまだ多くの困難な課題を抱えている本県の実情や思いを丁寧に反映いただいたものと受け止めております。
第2期復興・創生期間後の5年間は、更なる復興の推進に向け、これまで以上に力強く取り組んでいかなければならない極めて重要な期間となります。引き続き、本提言を踏まえ、政府・与党一体となって、福島の復興・再生に最後まで責任を持って取り組んでいただくようお願いします。
令和7年度予算の確保に向けては、政府要望活動や福島復興再生協議会、復興推進委員会など、あらゆる機会を通じて、関係閣僚等に対し、本県の実情を強く訴えてまいりました。
その結果、国の概算要求に、避難地域の復興・再生や避難者等の生活再建、風評払拭・風化防止対策、福島イノベーション・コースト構想の推進、地域産業の再生、新産業の創出などに関する事業が盛り込まれました。
これは、おおむね本県の要望を踏まえたものであり、復興大臣を始めとする関係閣僚、各省庁が、本県の訴えをしっかりと受け止め、真摯に検討いただいた結果であると認識しております。
第2期復興・創生期間の最終年度となる令和7年度において、本県の復興と地方創生を更に前へと進めることができるよう、年末の政府予算案の決定に向け、引き続き、国との調整に全庁一丸となって取り組んでまいります。
遠藤裕美選手、銅メダル獲得、誠におめでとうございます。
これまでの遠藤選手の御努力と、競技アシスタントを務められたお母様のさとみさんを始め、関係の皆さんの御尽力に深く敬意を表します。
パラリンピック初出場とは思えない落ち着いたプレーで、見事銅メダルを獲得されたことは、復興に向けて歩みを進める私たち福島県民を後押しする大きな力となりました。
団体戦においても大いに活躍されることを期待しております。
橋本勝也選手、金メダル獲得、誠におめでとうございます。
これまで厳しい練習を積み重ねてこられた橋本選手の御努力と、御指導に当たられた関係の皆さんの御尽力に、心から敬意を表します。
持ち味のスピードをいかしたプレーで、攻守にわたって活躍され、車いすラグビー競技日本代表として初めての金メダルを獲得されました。この快挙は、復興に向けて挑戦を続ける私たち福島県民に、たくさんの勇気と元気、そして感動を届けてくださいました。
橋本選手の今後ますますの御活躍を心から願っております。
遠藤裕美選手、銅メダル獲得、誠におめでとうございます。
個人戦に続いて出場された団体戦においても、遠藤選手の持ち味である精度の高いロングスローでチームの勝利に貢献し、見事に2つ目のメダルを獲得されました。この快挙は、正に本県の誇りであり、福島県民を代表してお祝いを申し上げます。
遠藤選手の今後ますますの御活躍を心から願っております。
半谷静香選手、銀メダル獲得、誠におめでとうございます。
半谷選手が長年にわたり積み重ねられた御努力と、御指導に当たられた関係の皆さんの御尽力に深く敬意を表します。
柔道ができないほどの大けがから復帰し挑まれた今大会では、宣言どおり「自分の柔道」を体現し、見事銀メダルを獲得されました。
この快挙は、私たち福島県民にたくさんの感動と勇気を届けてくださるとともに、挑戦し続けることの大切さを伝えてくださいました。
半谷選手の今後ますますの御活躍を心から願っております。
本日の発表は、新たなスマートインターチェンジの早期事業化を願っていた大玉村や本県の要望をしっかりと受け止めていただいたものであり、国土交通省を始め、関係の皆さんの御尽力に深く感謝を申し上げます。
県といたしましては、関係機関と連携しながら、早期の新規事業化に向け取り組んでまいります。
先月から中断されていた東京電力福島第一原子力発電所2号機における燃料デブリの試験的取り出し作業が、本日、再開されました。
今回の中断の原因は、東京電力自身の現場作業における確認不足という人為的かつ初歩的なものであり、県民の皆さんからも「どうしてそういうミスが起きてしまうのか」「安全意識を徹底してほしい」といった厳しい意見が寄せられています。
東京電力においては、改めて、「廃炉と汚染水・処理水対策の実施者は東京電力である」という原点に立ち返り、全社を挙げて、安全・安心が確実に担保される体制を構築してください。
その上で、今回の燃料デブリの試験的取り出しは、非常にリスクの高い作業であることから、安全を最優先に作業を進めるとともに、将来の本格的取り出しに向けて、着実に 成果を上げてください。
本県選出の根本匠衆議院議員 、吉野正芳衆議院議員が 、次の衆議院選挙への不出馬をそれぞれ表明されました。
両議員におかれましては、長年にわたり、我が国の発展、そして「ふるさと福島」の発展に多大な貢献をされました。また、被災地出身の復興大臣として、被災された方々の声に真摯に耳を傾けられ、その苦しみや思いに寄り添いながら、本県の復興と地方創生の推進に御尽力を頂きました。
根本匠衆議院議員におかれては、平成24年に復興大臣に就任されると、福島復興再生総局の開設や福島再生加速化交付金を創設されるなど、本県の復興を様々な面から支えていただきました 。また先般は 、自由民主党の東日本大震災復興加速化本部長として、第二期復興・創生期間後における復興予算の確保等を盛り込んだ第13次与党提言を取りまとめられるなど、常に福島の将来を見据えながら、全力で本県の復興・再生に取り組んでいただきました。
吉野正芳衆議院議員におかれては、平成29年に復興大臣に就任され 、「特定復興再生拠点区域」における除染やインフラの復旧等を一体的に進められたほか、本県の復興状況を踏まえ、中長期的な対応が必要との観点から、復興庁の設置期限延長を提起されるなど、常に県民視点に立ち、本県の復興・再生を力強く推進していただきました。
県民、国民の幸せを願い、奮励努力を続けてこられた両議員のこれまでの御労苦に対し、心から敬意と感謝の意を表します。本当にお疲れ様でした。
両議員には、これまで培われてきた豊富な知識と経験の下 、引き続き 、本県の復興と地方創生の推進にお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
石破内閣の発足に当たり、これまで本県に寄り添った様々な御支援を頂いてきた岸田総理大臣を始め、土屋復興大臣、齋藤経済産業大臣、伊藤環境大臣など、関係閣僚の皆さんに、心から感謝を申し上げます。
我が国、そして地方を取り巻く環境は厳しさを増しており、人口減少対策を始め、物価高騰や頻発化・激甚化する自然災害への対応など、様々な課題が山積する中、石破新総理大臣におかれては、「地方こそが新しい時代を創り、歴史を変える」とのお考えの下、直面する諸課題の解決に向け、果敢に取り組んでいただくことを期待しております。
さらに、福島県においては、震災と原発事故からの復興が着実に進む一方で、復興の進捗に伴い新たな課題が顕在化するなど、復興を成し遂げるためには、今後も長く厳しい戦いが続きます。
新内閣には、これまでの政権が掲げてこられた「福島の復興なくして日本の再生なし」といった基本的な考え方を継承され、取組を更に進化させていくとともに、引き続き、「閣僚全員が復興大臣」との認識の下、全閣僚一丸となって、福島の復興と地方創生に力を尽くしていただくことを期待しております。
特に、本県復興の要となる伊藤復興大臣、武藤経済産業大臣、浅尾環境大臣を始め、関係閣僚の皆さんには、実際に現場に足を運ばれ、県民の思いをしっかりと受け止めながら、福島の復興・創生に真正面から取り組んでいただくようお願いします。
西田敏行さんの突然の訃報に接し、驚きと同時に深い悲しみを禁じ得ません。
西田さんにおかれましては、長年にわたり、国民的俳優として、数多くの作品に出演されるとともに、歌手や司会、ナレーションなど幅広く活躍され、県民を始め、多くの人々を笑顔にし、感動を届けてくださいました。
平成4年からは「しゃくなげ大使」を務めていただき、イベントへの参加など、本県のPR等に多大なる御協力を頂いてまいりました。
また、東日本大震災と原発事故以降は、県産農林水産物の安全性PRにも力を尽くしていただきました。特に印象に残っているのは、震災直後、西田さんが県内のスーパーにボランティアで駆けつけられた時のことです。西田さんは涙ながらに「福島は何があっても負けねえぞ!うつくしま福島を取り戻すべな!」と呼び掛けられ、その姿に多くの県民が勇気づけられました。
その後も福島の応援団として、様々な形で本県の復興を支援し続けてこられた西田さんの熱い思いと、これまでの御功績に対し、平成30 年には県民栄誉賞をお贈りさせていただきました。
昨年度、県が制作した動画に出演いただいた際には、ふるさと福島を「本当に愛おしい」と、しみじみと語っておられたことが今も忘れられません。
西田さんが心から愛された福島県が復興していく姿を今後も見届けていただきたかっただけに、本当に残念でなりません。
人間味にあふれた懐の深い演技で多くの人々を魅了した西田さんは、正に県民の誇りであり、今後も私たちの心の中で永遠に生き続けることでしょう。
西田さんのこれまでの御厚情に対し、県民を代表して深く感謝を申し上げますとともに、心から哀悼の意を表します。
この度、二本松市出身の法学者菅野和夫先生が文化功労者の顕彰という栄誉に浴されましたことを、県民を代表して心からお喜び申し上げます。
菅野和夫先生におかれましては、戦後に本格的な研究が開始された労働法学を法律学として確立され 、「菅野労働法」ともいわれる日本の労働法学を代表する体系書を上梓された労働法学の大家であるとともに、その枠に捉われることなく、学際的な研究も進めており、国際的な活動にも大きく貢献されています 。
その優れた学識を背景として、中央労働基準審議会会長や労働政策審議会会長を歴任し、幾多の労働政策を牽引してきたほか、中央労働委員会会長として労使関係の安定にも力を発揮されるとともに、本県の労働委員会委員をはじめ多くの後進を指導・ 育成されておられるなど、今回の受賞は、県民にとっても誇りとなる晴れがましい栄誉であります。
菅野先生の今後ますますの御活躍と御健勝をお祈り申し上げます。
本日、東京電力福島第一原子力発電所2号機において、燃料デブリの試験的取り出し作業が完了しました 。 これは、前例のない取組である福島第一原発の廃炉に向けた重要な一歩であると受け止めております。
今回取り出された燃料デブリを様々な方法で分析することにより、原子炉内部の状況の推定や、将来の本格的取り出しに向けた具体的な方策の検討に寄与することが期待されています。
国及び東京電力においては、今後の分析結果を踏まえ、燃料デブリの取り出し工法や安全対策、保管方法の具体化に向け、更に検討を進めてください。
一方で、今回の試験的取り出しにおいては、2度にわたり作業が中断し、県民の皆さんからも廃炉に対する不安の声が寄せられています。
福島第一原発の廃炉が安全かつ着実に進められることが本県復興の大前提であることから、東京電力においては、改めて、「廃炉の実施者は東京電力である」との使命感を胸に刻み、安全を最優先に、着実に廃炉作業に取り組んでください。
玄葉 光一郎衆議院議員が、このたび衆議院副議長に就任されましたことを心からお祝い申し上げます。
玄葉副議長におかれましては、これまでに外務大臣を始め、国家戦略担当大臣、内閣府特命担当大臣などの要職を歴任され、我が国の発展、そして、ふるさと福島の発展に大きく貢献してこられました。
今後も、これまで培ってこられた政治手腕を存分に発揮され、副議長として活躍されますことを心からお祈り申し上げます。
第2次石破内閣においては、政治への信頼回復や物価高への対応を含む経済対策、急激に進む人口減少問題など、直面する諸課題への対応はもとより、引き続き、「全閣僚が復興大臣」との認識の下、我が国の最優先課題である、東日本大震災と原子力災害からの復興、そして地方創生が更に前進するよう、全閣僚一丸となって取り組んでいただきたい。
特に本県復興の要として、先般、本県を訪問いただいた伊藤復興大臣、武藤経済産業大臣、浅尾環境大臣を始め、関係閣僚の皆さんには、今後も現場に足を運ばれ、県民の思いをしっかりと受け止め、福島の復興・創生に全力で取り組んでいただきたい。