■日時 平成27年11月2日(月)10:00~10:05
■会場 応接室
【質問事項】
1 川内村の準備宿泊について
2 東京電力福島第一原子力発電所の汚染水対策について
3 職員採用と組織経営について
【記者】
川内村で準備宿泊が始まったのですけれども、非常にこれから寒い時期を迎えて、雪もたくさん降るということで、この時期に準備宿泊をやらなくても良かったんじゃないかという住民の声もあるのですけれども、その点、知事はどんなふうにお考えになりますでしょうか。
【知事】
ちょうど先週、10月26日に準備宿泊の開始が公表されたと思いますが、私自身、川内村に行って、村長とお話をしてまいりました。遠藤村長は、村民のことを真剣に考えておられまして、一つ一つ、村の仕事に取り組んでおられます。今回、準備宿泊の開始を受け入れたということもその一つではないかと受け止めております。
一方で、これから冬の時期を迎えるということにもなります。そうしますと、他の季節とは違って、除雪の問題など冬季ならではの課題ということも見えてくるかと思います。県としては、そうした課題について、一つ一つ、村と力を合わせ、また、国とも連携をしながら、様々な課題解決に取り組んでいきたいと考えております。
【知事】
K排水路の問題ですが、色々とこういった課題が顕在化しましてから、例えば、県の廃炉安全監視協議会の立入調査を踏まえて措置要求を行ったり、あるいは情報公開を徹底する、構内の排水路全体の系統構成を含めた管理計画を策定するなど、様々な提言あるいは要求ということをしてまいりました。
この間、東京電力と県の実務当局、あるいは国も含めて、様々なやりとりを行ったところですが、今回、一つ大事な進展になったかと思います。
ただ、この問題はまだ根本的に全てが解決したという状況にはありませんので、今後とも県としては、廃炉安全監視協議会等を活用しながら、しっかりと確認をして、東京電力においてはこういった問題で、県民の皆さんあるいは漁業者の方々に不安を生じさせないような対応をしっかりするよう、引き続き求めていきたいと考えております。
【知事】
今、県の組織、職員の状態というものは、決して余裕のある状態ではございません。
例えば、予算一つとっても、震災前に比べて、正に倍以上の規模ということになっておりますし、予算と関わらない他の仕事というものも多々ございます。そういう意味で、県職員、本当に全庁を挙げて必死に取り組んでいるところでありますが、今回、新たに新規採用の前倒しということで、今日、辞令を交付させていただきました。
この新しいメンバーの方々にも申し上げたのですが、今日の「志」、「初心」を是非忘れることなく、復興のために1日も早く力になれるよう、職務に精励してほしいという話をしました。今、既に汗をかいて頑張っている職員、そして今度新しく入ってくる方、更にまた来年の4月には改めて新規採用の方が入ってきますが、そういった方々が有機的に連携をして、自分たちの能力を最大限に活用しながら仕事に取り組んでいく、それが県民の皆さんが期待している復興への道につながると考えております。
(終了)
■内容についてのお問い合わせ先
川内村の準備宿泊について
→ 避難地域復興局避難地域復興課 電話024-521-8435
東京電力福島第一原子力発電所の汚染水対策について
→ 危機管理部原子力安全対策課 電話024-521-8054
職員採用と組織経営について
・職員採用について
→ 総務部人事課 電話024-521-7033
・組織経営について
→ 総務部行政経営課 電話024-521-7093