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知事記者会見 平成28年1月25日(月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年1月26日更新

知事定例記者会見

■日時 平成28年1月25日(月)14:00~14:25
■会場 応接室

【報告事項】
「世界経済フォーラム年次総会」について
【発表事項】
「ロボットテストフィールド及びロボットに関する国際産学官共同利用施設の整備・運営に関する協定」の締結について
【質問事項】
1 世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)への出席について
2 「ロボットテストフィールド及びロボットに関する国際産学官共同利用施設の整備・運用に関する協定」の締結について
3 避難指示区域の再生に向けた動きについて

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【報告事項】

「世界経済フォーラム年次総会」について

【知事】
 「世界経済フォーラム年次総会」への出席について、報告をいたします。
 会議では、「インフラ」や「都市の在り方」、「アセアン」をテーマとした各セッションに参加し、復興の取組を基に、官民連携の在り方やコミュニティの再生、再生可能エネルギーについて、多くのリーダーの皆さんと率直に意見交換を行ってまいりました。
 また、「福島の再生に関するセッション」では、福島県の現状、復興の課題や、その取組を説明するとともに、復興・再生へ挑戦を続ける福島県の今を、インターネット中継等も通じて、世界に向けて、広く発信をしてまいりました。
 さらに期間中、スイス連邦のシュナイダー=アマン大統領や、シュタインマン・スイス連邦エネルギー庁長官など、各界の要人と面会する機会を通して、これまでの御支援への御礼とともに、用意をした招待状をお渡しし、是非、福島県を訪れていただくよう呼び掛けながら、各国の方々と交流を深めてまいりました。
 また、「ジャパンナイト」においては、県産日本酒のおいしさを多くの方々に実感していただきました。
 ダボス会議を通じて得られた、世界のリーダーの皆さんとのきずなやネットワークをいかし、感謝の思いと共に、復興に向けて着実に歩みを進める福島県の姿を引き続き積極的に発信し、世界の方々の理解と応援の輪を広げてまいります。

【発表事項】

「ロボットテストフィールド及びロボットに関する国際産学官共同利用施設の整備・運営に関する協定」の締結について

【知事】
 続きまして、先週21日、福島県と経済産業省は、イノベーション・コースト構想の具体化を図るため、「ロボットテストフィールド及び国際産学官共同利用施設(ロボット)の整備・運営等に関する協定」を締結しましたので、発表をいたします。
 今回、締結した協定の主なポイントは4点であります。
 まず1点目は、「両拠点の整備・運営」についてです。両拠点の整備は、国の全面的な財政的支援の下、県が行うとともに、新たに設置する運営法人が運営することとなります。
 また、中長期的な取組方針を策定するため、経済産業省、県等からなる「(仮称)運営戦略会議」を設けることとしております。
 2点目は、「財政的支援」についてです。「両拠点の整備費、運営費及び研究開発費」などに関して、経済産業省において、必要な額の確保に努めることとしております。
 3点目は、「両拠点の利用の促進」についてです。両拠点の利用が安定的に確保されるよう、経済産業省において、ロボット認証制度等の研究開発や産学官関係者の入居、官公庁を始めとした利用の促進等を行うこととしております。
 4点目は、「ロボット国際競技大会」についてです。2020年に開催が予定されている「ロボット国際競技大会」の競技をロボットテストフィールドで実施することについて、経済産業省において検討することとしています。
 イノベーション・コースト構想は、産業基盤を喪失した浜通りにおいて、新産業を創出するとともに、地域経済や雇用の再生・回復を進める力強いエンジンとなるものであります。
 この協定の締結により、引き続き、国と県が連携し、イノベーション・コースト構想を強力に推進してまいります。

【質問事項】

1 世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)への出席について

【記者】
 今回のダボス会議、中に入れるのは、知事お一人ということで、もちろん秘書も担当課もいなくて大変だったと思うのですけれど、一方で、トップ同士が直にお話できるという貴重な機会であったと思うのですけれども、改めて先ほど御礼を伝えたというお話もあったのですが、どのような人に会って、どのようなお話をして、今後、どのようなことにいかせそうかというところをですね、言えない話、言える話色々あると思いますけれども、その辺を教えていただければと思います。

【知事】
 今回のダボス会議、私自身が会場に入りまして、本当に二千数百人の方がおられるので、会場の中は、人で溢れかえっている。しかも、そのおられる人がそれぞれ要人の方ということで、やはりこのようなチャンスのある会議は他にはないのであろうなということを実感いたしました。
 その中で、私自身が話し掛ける時に、自分が「Fukushima Governorだ」と、本当は「The Governor of Fukushima prefecture」と言うのですが、そうすると長いので、まず、パッと話しかける時に「Fukushima Governor」と一言言って話し掛けると、相手の反応がやはり早いのですね。まず「Fukushima」と言った瞬間に、世界の要人の方々がものすごく反応します。
 昨年、実はイタリアのミラノ万博に伺った時は、一般の方々に「Fukushima」と言っても瞬間的に分かっていただけなくて、「あの原発事故の」と言うと、「あぁ、あのFukushimaね」とワンクッションあったのですが、今回は「Fukushima」と言った瞬間に相手の方がハッと顔色が変わる感じが分かりましたので、そういう意味で、私が話し掛けるとそれなりの反応があって、「今、福島どうなの」とか、私の話をしばらく聞いた後、「今度は自分で何ができるだろう」ということを語り掛けてくれたり、非常に双方向な会話ができたなという印象を持っております。
 皆さんのお手元の方に、面会した方々のリストが若干出ているかと思いますが、その方々は、バイ会談と言いまして、最初から日程を取って、場所も用意して、きちんとお話しできた方でございます。
 それ以外の方で若干申し上げますと、例えば、IMF・国際通貨基金の専務理事をしておられるラガルドさんという女性の方であったり、あるいはイラクの首相、国際赤十字の事務総長、パリ市長、ソウル市長であったり、そういった方々とは、正に「Fukushima Governor」という自己紹介の後に、ある程度、立ち話ではありますがお話をして、お互いの思いを意見交換することができた。あと、その他にもおられるのですが、全ては申し上げられないので、今、一部かいつまんで申し上げましたが、やはりダボス会議ならではの、わずか2日間の間に、これだけのメンバーと話ができる、あるいはセッションも含めて沢山の方々に発信ができる貴重な機会だったと改めて感じております。

【記者】
 今のお話と重なるのですが、色々な方とお会いしたと思うのですが、特に印象的だったお話、どういうお話をしたのかというのと、来年以降、参加する見通しとか、その辺はどうなのでしょうか。

【知事】
 それぞれの方が皆さん印象的でありました。特に大統領とか首相とかですね、正に国家元首クラスの方々が多数おられる前で、私が立ち上がって、「The Governor of Fukushima prefecture」と言って話を始めると、皆さんが本当に食い入るように話を聞いてくれて、そして、今の福島の現状であったり、課題であったり、復興への取組を真剣に聞いていただいた姿がとても印象的でした。
 あと、直接お話しした方で印象的であったのは、今、パリの市長さん、女性なのですが、彼女と話をし始めた時に、私が「昨年、エッフェル塔の所で特別に許可を頂いて、福島の高校生のプレゼンができた。それが非常に彼らの力になった」と言ったら、市長が「私、あの時いたのよ」という話をして、「すばらしかったわ、特にああいうことは、非常にお互いにとって良いことで、若い世代の交流はステキよね」というような主旨のことをパッと表情を変えて、話し掛けてきてくれて、あの時すごく良かったわよと笑顔で私に言っていただいたことが、印象に残っております。
 あと今回、ダボス会議に道府県知事としては初めて出席をさせていただきました。多くのセッションに参加し、特に「福島セッション」は個別に、福島県のために独自に作っていただいた取組だったのですが、こういったことを今後も続けていければという思いを持っております。
 今後、世界経済フォーラムや関係機関に、また御礼状を含めて出していく局面になるのですが、「是非、福島としてはこういった発信を継続的に行っていきたい。また新たなチャンスを欲しい」ということを、私の強いメッセージとして発信をして、次の機会というものを作っていければと考えています。

【記者】
 二点と言うか、関連して一つなのですけれども、現地で配った「インビテーション・カード」の余りがあれば見たいなというのが一つと、それからパリ市長と、去年の交流について意見を交わされたということなのですけれども、逆にその他、何か具体的に紹介できることがあれば、これからどうしていきたいとか、こういうことをやりたいとか、行きたいとか、個別にこういう人が来ると言ったとか、具体的なカギがあれば頂ければと思うのですけれども。

【知事】
 まず、「インビテーション・カード」ですが、こういったスタイルのものでして、封筒に入れてあります。イメージはワインのラベルではないのですが、「Fukushima」と書いてあって、鶴ヶ城です。開きますと、まずこれまでの支援に対する感謝、それから、是非、福島に来てほしい、その時はここに連絡してくださいという実務的な内容と、あとちょっと絵になっているかどうか別なのですが、私の顔写真ということで掲げさせていただきました。
 これを皆さんに渡すと、ダボス会議の中でインビテーション・カードを配っているのは、恐らく福島県知事だけだったと思いますので、やはり目立っていたなと。ただ後半で、これだけだと今一つさびしいなということに気付きまして、たまたま持っていた小さな「赤べこ」とか「起き上がり小法師」もあったので、それも一緒に見せながら渡そうとすると、向こうの反応がより良くなるということが分かりましたので、次回から仮にチャンスがあれば、紙だけではなく、最初からちょっとしたお土産も一緒にお渡しすると、皆さんが余計に受け取りやすいのかなということを感じました。
 あと、今後の在り方なのですが、やはり皆さんが「福島」という地域に非常に関心を持っていて、自分たちで何か支援できないかという思いを持っていただいておりますので、実は何人かから具体的にそういうお話を頂きましたので、今後、少し詰めていこうと思っています。
 ただ、非常にトップの方ですので、そういった場での意見交換と実務的なものというのは、また別途やっていかなければいけないと思っています。個別の内容は、まだ具体的でないということもあるものですから、今日の場では省かせていただきますが、大事なのは、そういった方々の何人かにでも来ていただくことだと思います。
 実はその中の何人か、例えば「今年、日本に行くよ」という方がいました。その方に「東京まで来たら、東京から新幹線で1時間30分ちょっとで来れるから、近いから来てね」という話をすると、関心を持っておられる雰囲気がありましたので、今後とも機会がある毎に、先ほど御礼状の話をしたのですが、御礼状の中でも「来てね」ということは、しつこく書こうと思っていまして、そういったことを何度も何度も繰り返していく中で、幾ばくかの方でも、実際に日本に来た折に、福島に来てくれるとこれはまた大きく変わっていくなと思いますので、これからもインビテーション・カードは、今回のダボス会議に限らずなのですが、色々な場面で世界の方にお配りし続けようかと思っております。
 また、記者クラブの方には、後ほど配らせていただきますので、それを見ていただければと思います。

【記者】
 ダボス会議に関して、たぶん知事が海外視察に初めて行った時には、結構、現地の人とギャップというのですかね、福島の情報が正しく伝わっていない部分も多く感じたと思うのですけれども、今回すごく話が通じやすかったと。やはりトップの方たち、リーダーの方たちは違うと思うのですけれど、その辺り、今回、福島の正しい情報というのはどうでしたか。

【知事】
 昨年、私がショックを受けたのは、「福島」と言うと、福島全体が厳しい状況、要は全体が避難区域なのかといった誤解をされている方がおられた。恐らく今でも世界の中ではおられると思います。
 ただ、ダボス会議では世界の要人だけがおられるので、分かりやすく言うと、福島県の100%の面積の中で、避難区域は7%、残りの93%は日常的な生活というのを、一応プレゼンの材料にはしていたのですが、それを言うまでもなく、福島県全体がそういうことではないのだということを、まず前提として分かっておられるなと。
 従って、復興の取組という話をした時も、あまり違和感は無く、「どのようなことやっているのか」「産業政策はどうしているの」「子どもたちはどうしているの」「農業は風評で大変だろうな」とか、そういうところが我々と土台があまり変わらないで意見交換できたのが、大きな違いだったと思います。そこがダボス会議に集まっている方々の、日頃からの意識レベルの違いがあるのだなということを実感しました。

2 「ロボットテストフィールド及びロボットに関する国際産学官共同利用施設の整備・運用に関する協定」の締結について

【記者】
 ロボットテストフィールドについてお伺いしたいのですが、ポイントの4点目にですね、「2020年のロボット国際競技大会」、ここを読むと「経済産業省は実施することを検討する」とあるのですが、これは福島県側からも誘致をされるという意味合いなのでしょうか。
 あるいは、その場合、福島の独自色というかアピールポイントというものは、どういうものがあるのか教えてください。

【知事】
 昨年から、こういった大会が日本であり得るという報道がなされておりました。
 その時点で福島県としては、当初からこれに関心を持っておりまして、確か前回の県議会においても、これに対して前向きな答弁をさせていただいたのではないかと思いますが、2020年にこの国際大会、しかもロボットをテーマにしている。それを福島としては、ロボット産業というものを本県の新しい産業の一つの中核として作り上げていきたいという思いがありましたので、是非、誘致をしたいという思いをまず持っております。
 そういった思いを、かねてから経済産業省を始め、関係の方にお話を申し上げているところですが、特にこのロボットテストフィールドで行う際の特殊性というか、特異点は、廃炉が進んでいる福島第一原発の近隣にあること。そして、第一原発の廃炉作業というものは、ロボット無くしてはできない。このロボットによる作業を通して、今まで前例が無いような大きな事故になった訳ですが、あの事故を安全に着実に収束させていくということの、象徴としての福島での開催ということになろうと思いますので、その点も是非、我々の独自性として訴えていきたいと考えています。
 また、ロボットそのものも、東京ですとか他のエリアでのすばらしいロボットももちろん重要なのですが、福島でのオリジナルなロボット開発というものも、今、既に一昨年から始まっておりますし、またこれからの4年間でよりレベルアップしながら「メードイン福島」のロボット自身もこういった場所で活躍できれば、福島の復興というのは進んでいるのだなということで、2020年オリンピック・イヤーに大きく発信ができるということになろうかと思いますので、そういった点を訴えていければと考えております。

【記者】
 今の質問の関連なのですけれども、今回、経済産業省と協定を結んだということですが、御承知の点としては、特区を始めとして、各都道府県の方で、やはり福島県以外でもロボット産業は成長産業だということで、誘致を進めて過熱の感もあると思います。
 その中で、この協定を国と結んだということの意義、さらに、この資料の3番に書いてあります「ロボット認証制度」、いわば全国での共通的なスタンダードをこの福島で作るということが、ここに明記されたという意義ですね、これをお聞かせいただいてよろしいでしょうか。

【知事】
 非常に重要な御質問だと思います。正にロボット産業ですとか、航空宇宙関連産業、あるいは医療関連産業は、福島だけではなくて、全国で心ある自治体はそれぞれ手を挙げて、お互い良い意味での競争をしているところです。
 その中で、今回異例の「国との協定」という形で、ある意味、オフィシャライズしてもらうということには重みがあります。
やはり経済産業省としては、福島第一原発の事故、これを踏まえて、福島県に対して、是非より強い手当をしようという思いがあってこその協定だと思います。特に御指摘がありました認証制度は極めて重要です。中核を成します。
 と申しますのも、今、世界でも、このグローバルスタンダード、標準を作っている人、標準を握っているところが全体のマーケットを動かします。これは医療関連産業も一緒です。あるいは再生可能エネルギーも同じことになると思います。自分たちで規格を作れるか、作れないかということで劇的に変わってきます。
 例えば、サイバーダインでは、今度、ロボットの工場が郡山に誘致されますが、このサイバーダインのロボットを最初に認証してくれたのはドイツです。日本ではありません。
 やはり先に認証したところは、ルールを自分で作れますから、今後、ロボットというのは、間違いなく日本中だけなくて世界中で使われますが、その一つのスタンダードを福島で作って、それが日本国内は当然、それがまたグローバルスタンダードに成り得るということになると、このメードイン福島のロボット、あるいはメードイン福島のスタンダードというものが、非常に世界のマーケットで力を持つということになります。
 それを今回、国が県と一緒にやろうということを整理してくれたということは、大きな意義があると考えておりますし、これをテコに他県とは違う、特色のある福島ならではロボットテストフィールドというものを構築して、是非、規格・スタンダードを作り上げていきたいと考えております。

【記者】
 今の質問に関連してなのですけれども、ロボットと言っても、産業ロボットとかですと、割と愛知県が出荷額が高かったりするのですけれど、具体的に規格というのは、ロボットの色々なジャンルがあると思うのですけれど、どのようなロボットの規格というのをお考えになっていらっしゃるのでしょうか。

【知事】
 まだ現時点で、規格・スタンダードについて、ここということを固めている訳ではありません。ただポイントになってくるのは、今、既に福島で素地があるものということは有力になります。
 一つは、「廃炉関係のロボット」、これは非常に特殊な状況ですので、そもそも規格やスタンダードに馴染むかどうかというのは、まず議論になると思います。
 それからもう一つ、福島で盛んなのが、「サポートスーツ」「アシストスーツ」といった、人間の動きをサポートするスーツです。
 これについては、間違いなく認証が必要になってきます。安全認証であったり、医学的な認証、工学的な認証や耐用性であったり、こういったものがないと製品化をして、世界に販売していくということにはなかなかならないと思いますので、そういった点についての研究がまず進んでいくかと思います。
 ただ、いずれにしても、詳細はまだこれからなものですから、具体的にまずどの分野から着手をするのか、全体像としてどこまで広げていくのかという議論を、活発に国や関係機関と進めていきたいと考えております。

3 避難指示区域の再生に向けた動きについて

【記者】
 避難区域で言うと、ダイユーエイトさんとヨークベニマルさんが、富岡町の方で複合型商業施設に入るということで、帰還に向けては大きなプラスにはなるのですけれども、まだ解除になる一年前の動きなので、その辺り、知事として、どのように今回の動きを受け止めていますか。

【知事】
 避難指示解除、既に、例えば楢葉町のように解除されたところもありますし、いよいよこれからという富岡町のようなところもございます。例えば、富岡町であれば、コンビニエンスストアで住民票関係の手続きができるようになるとか、あるいはダイユーエイトさん、ヨークベニマルさんという大規模な商業施設、そういったものが、形が見えてくるということが、今後、「避難指示が解除されたらどうしようかな」と、今、悩んでおられる住民の皆さんにとっては、帰還に対して後押しをする効果になると思います。また、「今すぐ、直ちに帰るのは..」と思っておられる方も、「ああ、そういったものが見えてくるのだな」と。
 例えば、商業施設や町役場の施設、あるいは近々、県の一次医療を担う「ふたば復興診療所」が開所しますが、そういったもの一つ一つが、住民の方々にとって、今の、現時点での帰還の意思、今後の帰還の意思を固めるに当たっても重要な要素に間違いなくなると思っていますので、これからも関係機関と連携して、一つ一つを目に見える形にしていきたいと考えています。

(終了)

■内容についてのお問い合わせ先
 世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)への出席について
 →生活環境部国際課 電話024-521-7181

 「ロボットテストフィールド及びロボットに関する国際産学官共同利用施設の整備・運用に関する協定」の締結について
 ・協定の締結について
  →企画調整部企画調整課 電話024-521-7129
 ・ロボットテストフィールド等について
  →商工労働部産業創出課 電話024-521-7283

 避難指示区域の再生に向けた動きについて
 →避難地域復興局避難地域復興課 電話024-521-8439

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