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知事記者会見 平成30年6月18日(火)

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年6月20日更新

知事定例記者会見

■日時 平成30年6月18日(月)10:00~10:15
■会場 応接室

【質問事項】
1 大阪北部地震への対応について
2 只見線の復旧及び鉄道軌道整備法の改正について
3 クレー射撃協会の不正受給について
4 福島第二原子力発電所の廃炉について
5 知事選について
6 GAP認証取得及び県産農林水産物の販売促進について

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【質問事項】

1 大阪北部地震への対応について

【記者】
 関西で大きな地震がありましたが、県への要請や県からの応援など、考えていることがありましたら教えてください。

【知事】
 本日、午前7時58分に大阪府北部を震源とするマグニチュード5.9(午前8時1分気象庁発表)の地震が発生しました。被害の状況については、現在、情報収集しているところです。応援については、全国知事会の広域応援スキームにより対応していくこととなります。現時点ではまだ要請はございません。また、消防庁からの緊急消防援助隊の出動要請に備えて、県消防防災ヘリが待機しております。代表消防本部である福島市消防本部から県内の各消防本部に資機材の確認を指示しているところです。今後、要請等があった場合、速やかな対応を進めてまいります。

2 只見線の復旧及び鉄道軌道整備法の改正について

【記者】
 先週、只見線の不通区間の復旧工事が始まりました。同じ日に、国会で鉄道軌道整備法の改正が成立したことの受け止めと、今後、利活用促進に向けて正念場だと思いますが、その考えをお伺いします。

【知事】
 只見線の全線復旧を進めたいという地元の切なる願いを実現するために、JR東日本を始めとする関係機関に対して、住民の皆さんと共にその思いを訴えてまいりました。被災から約7年を経ての着工は、本当に意義深いものと考えております。引き続き、JR東日本や地元市町村との連携を密にして、2021年度中の全線再開に向け、復旧工事が円滑に進むよう努めてまいります。
 また、その起工式と同じ日に改正法案の成立がなされました。関係する県選出の国会議員、また国会の皆さんの御尽力に感謝を申し上げますとともに、こういった国からの新たな財政支援が可能となりましたことは、全線復旧に向けて大きな追い風になるものと受け止めております。そして、只見線が生活・観光・教育等に利用される「日本一のローカル線」、「日本一の地方創生路線」となるよう、これから利活用促進に向けて、現在策定している計画に基づき、地元の自治体や関係機関と一緒に努力を重ねていくことが重要だと改めて感じております。

3 クレー射撃協会の不正受給について

【記者】
 県クレー射撃協会が選手強化費を不正受給していましたが。この受け止めをお伺いします。

【知事】
 県の公金が不正に受給されていたことは誠に遺憾であります。今後、同じことが起きないよう、県体育協会に再発防止策を求めるなど、県としても対策を講じてまいります。

【記者】
 クレー射撃協会では、5年分の記録が残っており、その期間については不正が確認できましたが、記録がない時期は検証ができないと県体育協会が説明しています。(クレー射撃)協会では2人が(不正に)関わっていたことがはっきりしており、前任者から慣例として行われてきたことも証言しています。破棄された資料の中には、調べれば不正があったかもしれませんが、資料がないから調べられないという状況であり、どこまで追究すべきだと考えておられますか。

【知事】
 公金が不正に受給されているということ自体、問題です。したがって、その5年間以前がどうであったかも含め、出来る限り対応していただくことが重要だと思います。今後、体育協会と県で連携しながら、どこまで対応が可能なのか、しっかりと進めていかなければいけないと思います。

【記者】
 他の競技団体についても、5年間の領収書等を確認するなど、体育協会と同様に調査する予定はありますか。

【知事】
 現在、事務方において具体的な対応を検討しております。また、県として体育協会に対し、再発防止策を求めているところです。この再発防止は他の競技団体も含め、適正に対応していただくことが基本だと思います。こういった水平展開の在り方も含め、今後どうしていくべきか、県としての対応を考えていきたいと思います。

4 福島第二原子力発電所の廃炉について

【記者】
 第二原発を廃炉とすることによって、地元自治体の財政への影響や、地域経済への影響について、県としてどのような対応が出てくるのかお伺いします。

【知事】
 福島第二原発の廃炉により、市町村の財政にどういった影響が生じるかも含めて、関係自治体の御意見を伺い、国とも相談しながら対応を進めてまいります。
 また、この福島第二原発の廃炉が地域経済全体、あるいは雇用に与える影響について注視してまいります。併せて、福島イノベーション・コースト構想や新エネ社会構想の推進、さらには企業誘致等によって産業集積や雇用創出を図り、浜通り地域の産業振興を確実に進めていくことが重要だと考えております。

5 知事選について

【記者】
 先週、連合福島や国民民主党県連、五者協議から立候補の要請が正式に文書で出され、また、知事の後援会からも立候補の声が上がっております。こうした状況の中で、まだ(出馬の意思を)明確にされておりませんが、現時点ではどのように考えていらっしゃいますか。

【知事】
 各団体等から出馬要請のお話を頂いていることを重く受け止めております。現在、熟慮を重ねているところです。

6 GAP認証取得及び県産農林水産物の販売促進について

【記者】
 GAP認証日本一を目指す宣言をされてから1年と少し経ちましたが、現在の認証取得状況をどのように見ていらっしゃいますか。
 また、今週末には日米対抗女子ソフトがあり、オリンピックの機運が盛り上がってくる中で、県産の農林水産物をどのように売り込んでいくのかお伺いします。

【知事】
 まず、GAPの関係です。GAPを増やそう、日本一を目指そうという宣言をしてから1年余りが経過しました。この間、JAを始め、関係の皆さんが力を合わせる中で、数多くのGAP取得が形になってきたことを本当にうれしく思います。特に、高校や農業短期大学校などの若者たちも一生懸命取り組んでいます。福島の農業のレベルをより高めていくという思いで、現場の皆さんが懸命に取り組んでいることは、正に、「ふくしまプライド。」、誇りの一つだと感じているところです。ただ、まだ道半ばです。他の地域においてもGAP取得に熱心に取り組んでおりますので、実際に日本一を獲得するためには、そういった方々と良い意味で切磋琢磨していかなければなりません。農業関係の皆さんと心を一つにして、より多くのGAP認証を取得し、福島の農業の質の向上を進めていきたいと考えております。
 また、2020年東京オリンピック・パラリンピックまであと2年です。この間、GAP取得と併せて、風評払拭を進めながら、福島県の農産物の品質の高さ、安全性、そしておいしさを国内外に向けて積極的に発信していくチャンスだと思います。県としても様々なプロジェクトを展開しながら、関係する方々と心を一つにして、福島の農産物をより多くの皆さんに安心して、「おいしい」と食べていただけるよう、積極的に取り組んでまいります。

(終了)

【問合せ先】
1 大阪北部地震への対応について
⇒ 危機管理部消防保安課 電話024-521-7190
⇒ 危機管理部災害対策課 電話024-521-7641

2 只見線の復旧及び鉄道軌道整備法の改正について
⇒ 生活環境部生活交通課 電話024-521-7157

3 クレー射撃協会の不正受給について
⇒ 文化スポーツ局スポーツ課 電話024-521-7742

4 福島第二原子力発電所の廃炉について
⇒ 総務部財政課 電話024-521-7027
⇒ 総務部市町村財政課 電話024-521-7305
⇒ 商工労働部商工総務課 電話024-521-7667
⇒ 企画調整部エネルギー課 電話024-521-7116

5 知事選について

6 GAP認証取得及び県産農林水産物の販売促進について
⇒ 農林水産部環境保全農業課 電話024-521-7342
⇒ 農林水産部農産物流通課 電話024-521-7377