ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
ホーム > 「チャレンジ県ふくしま! ~ 福島県知事 内堀雅雄のページ ~」 > 定例記者会見 > 令和元年度(平成31年度) > 知事記者会見 令和元年7月22日(月)

知事記者会見 令和元年7月22日(月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年7月25日更新

知事定例記者会見

■日時 令和元年7月22日(月)10時00分~10時15分
■会場 応接室

【質問事項】
1 参議院議員選挙の結果について
2 福島第二原発の廃炉について
3 東京オリンピックに伴う復興事業への影響について
4 東京オリンピック開催まで1年について
5 吉本興業の所属芸人の不祥事について

 

知事定例記者会見 令和元年7月22日(月)   動画を再生する

【質問事項】

1  参議院議員選挙の結果について

【記者】
 参院選の結果について、自民、公明、維新を含めた改憲勢力が議席の3分の2を割りましたが、知事の受け止めをお願いします。

 【知事】
 現在、憲法の改正等についての議論が行われているところであります。国民の皆さんが、参議院選挙に臨み、このような結果になったものと思います。今回の参院選は、令和の時代を迎えて初めて行われた国政選挙であり、経済政策、社会保障、教育・子育て、外交・安全保障など、日本が今直面している重要課題をどう解決していくかが問われた選挙でありました。今後、国会において、今回の選挙結果を受け、様々な重要政策について活発な議論が行われ、施策が展開されることを期待しております。

 【記者】
 (先ほど言われた)日本が直面している課題には、憲法も含まれているという考えでしょうか。それとも復興などの直面した課題の方が注視されたという受け止めでしょうか。

【知事】
 含まれていると考えております。

【記者】
 もう一点、東北(の選挙戦)に関して伺いますが、野党から見て、全国32の一人区で10勝、そのうち4勝が東北地域ということになりました。全国の傾向と東北は少し違っていますが、知事はどう受け止めますか。

【知事】
 東北地域等における今回の選挙結果の傾向について、分析する立場にはありませんが、各地域においてそれぞれの候補者が自分たちの政策を訴え、そして住民が熟慮した結果だと捉えております。

【記者】
 参院選について2点伺います。当選した森さんへの期待感や、県の施策について、国において情報発信を求めたいか。また、投票率が伸び悩んだことについてお聞かせください。

【知事】
 今回、森雅子議員を始め、本県関係では若松議員、佐藤議員が当選されたところです。当選された方々にお祝いを申し上げます。県民の皆さんの切実な思いをしっかりと受け止めながら、福島県の最重要課題である、前例のない複合災害からの復興と急激な人口減少対策に全力で取り組んでいただくとともに、国政の場において活躍されることを期待しております。
 また、投票率について、今回の参議院選の投票率は52.41%であり、これは前回に比べ4.71ポイント低下し、過去2番目に低い結果となりました。選挙は民主主義の根幹であり、県民生活に直結するものであります。国政に県民の皆さんが直接関わることができる貴重な機会でもあることから、次回選挙においては、是非投票に行っていただくようお願いしたいと思います。

2 福島第二原発の廃炉について

【記者】
 福島第二原発の廃炉について、(東京電力の)小早川社長が今月内に内堀知事を訪ね、正式にお伝えするというニュースをご覧になっているかと思いますが、受け止めについて教えてください。

【知事】
 そうした報道について拝見しておりますが、現段階において、東京電力からそういった連絡は受けておりません。

【記者】
 内堀知事に廃炉の方針を伝えてから1年以上経つ中での訪問になると思いますが、このあたりの時間軸について、知事はどのように捉えておられますか。

【知事】
 まだ具体的なお話がないため、改めて基本的なスタンスをお話したいと思います。福島第二原発の廃炉については、先月行った国への要望において、経済産業大臣に改めて要請したところであります。また、東京電力に対しては、第二原発の廃炉の正式決定に向けて、スピード感を持って検討を進めるよう求めているところです。

【記者】
 第二原発の廃炉を近くに表明する件で、東電からまだ連絡を受けてないとのことで仮の話となりますが、どのように評価していますか。

【知事】
 仮定で評価するのは難しいのですが、昨年6月に小早川社長から廃炉にするという方針は既に表明されています。一方で、1年経っておりますが、まだ正式決定に至っていないという現実があります。県としては、政府に対して、あるいは東京電力に対して、まずは第二原発の廃炉を正式に決定するよう、そして何よりも安全・着実に廃炉を進めていくことを求めていきたいと考えております。

【記者】
 月内にも知事に打診があるという話もありますが、スケジュールについてはまだ把握していないということでよろしいでしょうか。

【知事】
 現時点では、そういったスケジュールについてのお話は全くございません。

 東京オリンピックに伴う復興事業への影響について

【記者】
 東京オリンピックまで残り1年となり、資材や人件費の高騰により、大熊町では商業施設の整備が1年以上遅れるといった話がありますが、知事の受け止めをお聞かせください。

【知事】
 東京オリンピックまであと1年となりました。この間、インフラ整備等において、人件費や資材費の高騰という側面が見られることは事実であります。一方で、全てが東京オリンピックによるものかは難しい部分もあると思います。県においては、県営あづま球場の改修等を進めておりますが、そういった点も加味しながら、対応をしているところです。
 いずれにしても、人件費や資材の高騰により、避難区域における復興が滞るということはあってはならないと思いますので、現状の単価など、基準についての対応をより柔軟にするほか、必要な財源について確保するということで、国との関係をしっかり整理していきたいと思います。

 東京オリンピック開催まで1年について

【記者】
 東京オリンピックまで1年、正に1年後の7月22日にあづま球場で試合が行われますが、改めて1年後の東京オリンピック開幕、第1試合に向けて、知事の期待についてお願いします。

【知事】
 本日は、東京オリンピック全体のスタートを切るソフトボール競技開幕のちょうど1年前となります。この後、ソフトボール女子日本代表の皆さんが県庁を訪問され、開幕1年前となる24日には、ソフトボール女子日本代表の皆さんを招いてのカウントダウンイベントや旧国立競技場炬火台の除幕・点火式を開催する予定であります。東京大会における重要なポイントの一つが「参加」です。こうしたイベントを始め、聖火リレーやボランティアなど、多くの県民の皆さんに関わっていただき、自ら参加していただくことで、オリンピックへの関心が更に高まり、より力のこもった応援と盛り上がりにつながるものと考えております。
 また、2020年は震災から10年目に入る節目の年でもあります。これまでの御支援に対する感謝や福島の復興が着実に進んでいる姿に加え、本県の魅力を積極的に発信し、更なる復興につなげていくことが重要です。引き続き、市町村や関係団体とより一層連携を深めながら、県全体の機運の醸成を図るとともに、国内外から来県される皆さんが笑顔で応援することができるよう、オール福島でしっかりと準備を進めてまいります。

 吉本興業の所属芸人の不祥事について

【記者】
 吉本興業さんの問題で、福島県も業務提携で吉本興業さんと関わっておりますが、今回の反社会勢力との関わりについて発表されたり、あるいはその後の吉本興業さんのガバナンスの問題なども出てきたと思います。一連のこの問題について、業務提携している県の、知事の立場として、どのように見ておられますか。

【知事】
 吉本興業の芸人さんに関わる様々な報道を拝見しております。反社会的勢力との関わりはあってはならないことであると考えております。また社長が本日会見されると報じられており、会社側からも、これまでの一連の流れについて、何らかの説明があるものと考えております。
 今回の事案をきっかけに、同社において、関与した芸人への対応やコンプライアンスの徹底に取り組むとしているところであり、県といたしましては、今後の推移を注視してまいります。

【記者】
 現段階で業務提携をしているという立場ですが、提携解消ということを考えているのか伺います。

【知事】
 ただ今申し上げましたとおり、現在、様々な動きが見られますので、今後の状況について注視してまいります。

(終了)

【問合せ先】

1 参議院議員選挙の結果について
(選挙の投票率に関すること)
→総務部市町村行政課 電話024-521-7304

2 福島第二原発の廃炉について
→企画調整部エネルギー課 電話024-521-7116

3 東京オリンピックに伴う復興事業への影響について
(単価等に係る基準の柔軟な対応に関すること)
→土木部技術管理課 電話024-521-7458
(財源の確保に関すること)
→土木部土木企画課 電話024-521-7869

4 東京オリンピック開催まで1年について
→文化スポーツ局オリンピック・パラリンピック推進室 電話024-521-7312

5 吉本興業の所属芸人の不祥事について
→企画調整部企画調整課 電話024-521-8627